Vienna Acoustics Hydn Grand Special Edition について
作曲家ハイドン没後200周年を記念して発売された全世界500SET(日本国内50SET)限定生産モデルです。背面にハイドンのレプリカサイン刻印プレートを配置し、サランネットにもハイドンのレプリカサインプレートを配置しています。
2010年発売、価格は21万円(ペア)

ツィーターはScanSpeak 社と共同開発したネオジウムマグネットと磁性流体を採用したシルクドームツィーターです。
ウーハーはVienna Acoustics 社が独自にデザインし、生産しているオリジナルドライバーです。高剛性・超軽量に仕上げられた3種類のポリプロピレンを合成した高機能樹脂「X3P」をコーン部分に使用しクモの巣状のリブで補強されています。
バスレフポートはツィーターの両サイドに配置されています。

サランネット裏のフレーム中央にディフューザー(音響レンズ)が配置されています。

音質について
柔らかく繊細で高密度な音質でクラッシック音楽を濃密で艶やかに奏でてくれます。
シルクドームツィーターは優しく濃くなめらかな音質で刺激的な音が出てくる気配がありません。
リブで補強されたポリプロピレンウーハーはしなやかで深みがあり、うまく設計されているネットワークとキャビネットにより全帯域で一体感が高い音質と感じます。
弦楽器はガット弦に張り替えたような甘美な調べとなり、木管楽器はみずみずしく密度が高く、金管は重厚で高級な楽器で演奏したような音質です。
Hydn 専用 Tiglon MGT-VH1スピーカースタンドについて
スピーカースタンドは、Tiglon社の MGT-VH1 70を使用しています。このスタンドは輸入代理店によりTiglon社が製造していたVienna Acoustics Hydn専用スタンド「VH-ST1」の復刻モデルです。(違いはネームプレートのみ)
天板はスピーカーのサイズと合わせてありスピーカー固定ネジにより強固に固定されます。
特徴としては、支柱は純マグネシウムにマンガンを混ぜた強度をアップした特殊合金製定在波防止リブ入りパイプを使用し、支柱の内部には超微粒子砂を封入しています。天板と底板はアルミとスチールの合板で固めた構造です。
マグネシウム合金支柱と異種金属天板・底板の組み合わせにより共振、付帯音を打ち消しあうしくみになっています。
Tiglon社のうたい文句どうりの、スタンドによる付帯音が無く、何もない空間に明確な音像が浮かぶ定位、音場となります。
以前木製(パーティクルウッド)のスタンドを使っていたときは、スピーカーの振動がスタンドを鳴らし、音像がスタンド側に膨らみ、音のフォーカスが甘くしもぶくれ的な音像になりましたが、このスタンドではそのようなことはありません。
仕様
形式 | 2ウェイ、2スピーカー (フロントバスレフ) |
ツィーター | 2.5cm3層コーティングネオジウムマグネットトゥイーター |
ウーハー | 15.2cmX3Pスパイーダーコーンウーハー |
周波数特性 | 40Hz~20,000Hz |
クロスオーバー | 2.8kHz |
音圧レベル | 88.5dB |
インピーダンス | 4Ω |
推奨アンプ出力 | 50~180W |
サイズ | 174mm(W) x 361mm(H) x 264mm(D) |
重量 | 10kg/1台 |
Vienna Acoustics Hydnはバージョンが多少異なりますが中古で購入が可能です。
